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AGAについて

AGAとは

髪を触る男性AGAとは「Androgenetic Alopecia」の頭文字をとった略称で、「男性型脱毛症」のことを指します。
思春期以降に、生え際やつむじ周囲のどちらか一方、または両方の毛髪が徐々に細く、軟らかくなっていく症状で、日本の成人男性の約30%がAGAに該当すると言われています。
男性の髪の悩みの90%以上がAGAという統計もあるほど一般的な悩みであり、決して珍しいものではありません。
AGAは幅広い年齢層に共通する問題であり、当院では10代から70代までの患者様が受診しています。

AGAの原因

AGAで抜けた毛髪を調べると、毛根にDHT(ジヒドロテストステロン)という物質が高濃度に含まれていることが分かっています。DHTは男性ホルモンが特定の酵素(5α還元酵素)と反応することで生成される物質です。DHTには毛髪を細く軟らかくする作用があり、これがAGAの原因となります。
また、薄毛になるかどうかは遺伝的に決まっており、これは正確には「DHTを生成する酵素の機能の強さ」や「DHTの毛根への反応性の強さ」が遺伝によって決まることに起因します。そのため、ご両親や祖父母に薄毛の人がいらっしゃる場合、ご自身も薄毛になりやすいと言えます。

ヘアサイクル

毛髪は太く長く伸びては抜け、また伸びて抜けるというサイクルを繰り返しており、この過程は一般的に「ヘアサイクル」と呼ばれます。ヘアサイクルは「成長期」「退行期」「休止期」の3つに分かれており、成長期には毛髪が太く長く成長するため、成長期が長く続くほど毛髪の密度が高まります。
また毛髪が生え変わる回数には限界があり、通常約15~20回で寿命を迎え、その毛根からは新しい毛髪は生えません。前述したDHTは、元々2〜6年あった成長期を数ヶ月〜1年まで短縮し、毛髪の寿命を早めることが知られています。毛髪が寿命を迎えてしまうとAGA治療を受けたとしても発毛効果を得ることはできないため、出来る限り早く予防治療を開始したり、早期の発毛治療を開始したりすることが望ましいです。

AGAの症状

AGAの症状は、生え際や頭頂部(つむじのやや前方)から現れることが多く、初期症状としては次のようなことが挙げられます。

  • 細く短い毛髪が生え際に混じる
  • 生え際にある太い毛と毛の間隔が広くなる
  • 頭頂部の毛髪を触った時、側頭部や後頭部の毛髪よりも軟らかく感じる
  • 頭頂部の頭皮が透けて見えるように感じる

これらの症状が進行すると、さらに次のような症状が現れます。

  • 生え際M字部分が2cm以上後退する
  • 生え際中央部分の毛量が減少する
  • 頭頂部の毛髪が顕著に細く、軟らかく感じる
  • 頭頂部に加えて、前頭部の頭皮も透けて見えるように感じる

以上のような症状が出現している場合、毛髪の寿命が短くなってきている可能性が高いので、治療せずに放置することは危ない状態と言えます。

AGAの治療法

AGAの治療法には主に「内服治療」「外用治療」「注射治療」の3種類があります。
内服治療では、ミノキシジル、サプリメント、フィナステリドの3つが用いられることが多く、また症状によってはデュタステリドを用いたり、女性の場合スピロノラクトンを用いたりすることもあります。内服治療は、抜け毛予防から積極的な発毛まで幅広い希望に対応できる標準的な治療法です。外用治療に比べて効果が高いことが多く、また患者様ごとにオーダーメイドで治療を行えば、副作用も起きないことが多いです。利便性の面でも薬を1日1回服用するだけなので、手間がかからず毎日の負担になりにくいことも利点です。
外用治療では主にミノキシジルが用いられます。内服治療よりは発毛効果を得にくいですが、薄毛症状が軽度であれば十分な発毛効果が得られることが多いです。副作用が出ることはごく稀で、出たとしても赤みやかゆみ、かぶれが生じる程度であることがほとんどです。利便性の面では、1日2回頭皮に塗布する必要があり、多少のベタつき感やテカリ感が出ることもあるため、内服薬を好まれる方の方が多いです。
注射治療では主に「成長因子」と呼ばれる物質を頭皮に直接注入します。成長因子はヘアサイクルの「成長期」を長くする効果があるため、頭皮に注入することで、より確実な発毛効果を目指すことができます。 副作用は注入時の痛みなどで、この痛みも少しチクッとする程度であり、痛みのために治療が難しいという方はいらっしゃらない程度です。また当院では必ず医師が注射を行うため、安心・安全に注射治療を行うことができます。注射治療は内服治療や外用治療よりも積極的な発毛を目指す場合に行うことが多く、薄毛症状が強い場合や、ピンポイントで生え際や頭頂部の治療をしたい場合、薄毛を自覚してからの期間が長い場合などに推奨される治療法です。
以上のような治療方法を、薄毛症状の強さと、患者様の治療に対する希望の両方ともを考慮した上で、オーダーメイドで組み合わせて行うことで、最大限の効果と最小限の副作用を目指すことがAGA治療には必要です。
その他にも、当院では静岡県内で唯一厚生労働省から認可を受けた「毛髪再生医療」も行うことも可能であり、標準的な治療だけでなく最新の治療まで幅広いAGA治療・薄毛治療に対応しておりますので、患者様一人一人に最適な治療法のご提案が可能です。当院の詳細な治療内容についてはこちらをご確認ください。

女性の脱毛症について

女性の抜け毛・薄毛の原因は多岐にわたり、男性の脱毛症に比べて原因を断定できないことが多いです。症状の経過としては30代以降年齢を経るごとに進行し、出産後や閉経後にさらに進行スピードが速くなる場合が多いです。症状のパターンとしては「びまん性脱毛症」の状態になります。「びまん性」とは「症状が広範囲に広がる」という意味であり、「びまん性脱毛症」とは限られた範囲の脱毛ではなく、前頭部から頭頂部にかけて全体的に毛髪が細く、軟らかくなっていく状態を指します。症状が強い方では側頭部全体も薄くなることもあります。
成人女性の約20%が抜け毛や毛量減少にお悩みという統計があり、さらに40代以上の女性では半数以上が毛量の減少を認識しているという統計もあります。女性にとって髪は若さの象徴でもあります。発毛治療で毛量が増えると、見た目が若々しくなるだけでなく、気分も明るくなり、ファッションやヘアアレンジも今まで以上に楽しくなったとの声をいただくことが多いです。
女性の発毛治療、びまん性脱毛症に関する詳細な説明はこちらをご確認ください。

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